《FURY 2022 Autumn & Winter collection》
Concept is 【-AI-】
Title : KAKO
No.FURY-22AW-HD001
Item name : Natural AI zome Tsuriurake Hoodie

作品説明 : 和歌山はカネキチ工業様の綿100%TURIURAKE ‪30/10‬FRENCHTERRYを使用し、縫製後天然藍染めを施したパーカーになります。

‪1時間に1メートルしか生産できない今や希少な「吊り編み機」を使用して作られるカ‬ネキチ工業様の生地は通常の物より空気量が多いのでふんわり、そしてもっちりと優しく包み込み、伸縮性のキックバックも抜群の日本最高峰の生地でございます

袖リブを長く設ける事で様々な着用方法の提案、そして口元までフード襟を創り込む事で新たなデザイン性と機能性を表現致しました。

フード口はノルディスク製の反射素材入りガイロープとZane arts製の自在にて調節できる様に設計しました。
前身頃にカンガルーポケット、脇にはfuryの家紋ロゴを総柄袋布で構成したシームポケット、そして最大の特徴は左袖の深くマチを備えたファティーグポケットです。
縫製糸は全て綿糸を使用し、縫製後に天然藍染めをしております。

天然藍染めを担当してくれた藍屋テロワール様
山野町という山奥にて広大な畑で一年をかけ栽培、収穫、そして染料へと仕上げていきます。
春に種を蒔き、植え付け、夏から秋にかけ収穫を行い刈り取った藍の選別、乾燥を行う。
乾燥させた藍の葉を100日間かけて発酵させ蒅にする工程に入り水と酸素を供給し藍の葉は染料へと姿を変えます。

実際藍染めを謳う生地の染料のほとんどがインド及び東南アジアの藍を混ぜて合成される物が主流です。 (日本の藍と海外の藍は植物の種類が違います)
そう、日本の藍はごく一部でしか使われてないのが現状です。
海外から輸入した藍は《苛性ソーダ》や《ハイドロサルファイド》などの科学薬品でしか染める事ができませんが、
・灰汁(広葉樹を燃やした灰から抽出した液体)
・貝灰(貝を燃やしすり潰した物)
・ふすま(小麦の表皮をすり潰した物)
上記3つの天然素材を使い日本の藍は染める事が可能です。
化学薬品を使うとどうしても素材が劣化しますが日本古来から伝わる天然素材での藍染めは素材を強くし、防虫、防臭、保温効果を高めてくれます。
藍屋テロワールでは全て天然素材だけで時間をかけて何度も染色、酸化を繰り返し色の深みを増していきます。
藍染めは実際なかなか一回の染めでは色が入らないので濃くする為には何度も何度も手作業で染色を繰り返します。

ストーリー : 表地、縫い糸、共に綿100%のパーカーが世の中にどれだけ存在するだろうか？
そして天然藍染めで見せる独特の藍色。
敢えて濃色にせず淡い藍色のパーカーを着て海辺でリラックスして過ごす時間を想い創り上げました。

《One man handcraft》
ディレクター本人がデザイン、裁断、縫製を行なっております。

着丈 / Length : 72cm
肩幅 / Shoulder length : 48cm
袖丈 / Sleeve length : 67cm
身幅 / Width : 57cm
すそ幅 / Hem : 52cm
アームホールぐるり / Arm hole : 50cm
マフポケット口 / Mufpocket opening : 12.5cm
脇ポケット口 / Side pocket opening : 12.5cm