《FURY 2025 Autumn & Winter Collection 》
Concept is 【The Finite Story】
Title : DDE
No.FURY-25AW-JK002
Item name : 【憤 -fˈʌn-】DENIM Hanten Flight Jacket

作品説明 : FURYオリジナルセルビッヂデニム【憤 -fˈʌn-】DENIMを使用し、日本独自の文化『半纏』を原型としたフライトジャケットになります。

岡山県は井原市にある1935年創業の山足織物合資会社にて縦糸と横糸の調合、打ち込み、耳の形状まで一から機屋と直で話し合いをして創り上げたオリジナルセルビッヂデニム。
旧式力織機で織られたあたたかみと表情豊かな14.5オンスの深みのある生地は創業86年の歴史を感じる至極の一品です。
経糸のインディゴ糸はしっかりと中白なのに通常の2倍の16回ロープ染色を施し深くインディゴ染料を染め上げる事で色落ちの速度を抑制し最高のエイジングを長く楽しめるように設計しております。
後加工はしておらず、いわゆる生機デニムでございます。

パターン構成は半纏の持つ纏う着心地を軸にドロップショルダースタイルを採用。
袖はボックス型で腕幅を極端に広く形成した現代的なワイド感のあるシルエット、そして様々な動きに対してストレスなくゆったりとした着心地を設計しており、袖下マチのパターンを腕の動きに合わせるように設計し直しました。

中綿は160gのシンサレートを使用しており綿崩れせず、軽く、そして最高の保温性を確保しており、裏地にはMA-1で使う滑りのいいレスキューオレンジナイロンツイルを使用。

裏地やポケット袋布には太陽光などの光エネルギーを熱に変換して保温効果を発揮する蓄熱起毛トリコット生地を使用。

通常のナイロンの7倍の強度、耐久性を持つコーデュラナイロンを32%、綿64%、ポリウレタン4%で構成される吸水速乾性、耐摩耗、抗ピリング(毛玉)の機能を備えているコーデュラリブを襟、袖、裾に使用。

左胸には横振り刺繍職人《尾崎史奈》 @fumi.fumina 様に今季FURYロゴを共地ワッペンにして頂きました。
（横振り刺繍とは近代のデータ入力型の機械刺繍とは違い職人が絵を描く感覚で下絵を基に横振りミシンを使いこなし書き上げる卓越した技術手法です）

ファスナーは全て☆FURY☆刻印を施したニッケル素材のオリジナル綿テープファスナーを使用。

後身頃にはリーバイスのS506XX大戦モデルに使用されていたものを職人が忠実に再現した百合バックルを設置。

釦 はYKK社製のSLタックボタンを使用。
右ポケットのみ大阪の赤坂金型彫刻所3代目赤坂兵之助様に依頼して一点一点オリジナルロゴをくり抜いて頂いたオリジナルボタンになります。
《赤坂式半月彫刻法》でしかなし得ない細微な曲線、真鍮ボタンを削る事で現れる赤みを帯びた金色とのコントラストで唯一無二の美しさを表現しました。
釦裏にはオリジナル刻印仕様。
生地の劣化でボタンが抜けないように藍染めしたジビエレザーをポンチでくり抜いたパッチを挟み補強しております。

ファスナー引き手にジビエ鹿レザー、縫製糸は全て綿糸で部位よって糸色と番手を変えております。

作品での洗い加工無し、裁断前に生地洗いしておりますので急激な縮みは起きない様に前処理しております。

《One man handcraft》
ディレクター本人がデザイン、裁断、縫製を行なっておりイッテンモノとなっております。

ストーリー : 去年から登場したフライト半纏ジャケットの【憤 -fˈʌn-】DENIMバージョン。
説明不要の着心地と生地感。
経年変化を見据えた長く深く愛せる究極を超えた一枚。
10年後が楽しみです。

着丈 / Length : フロント 76cm
肩幅 / Shoulder length : 62.5cm
袖丈 / Sleeve length : 62cm
身幅 / Width : 66cm
すそ幅 / Hem : 61cm
袖口 / Cuff : 11cm